AVは誰のためのもの?

アダルトビデオをセックス教本にしてはいけない理由ですが、簡単なことなのです。AVが誰のために作られたものなのか?というところに着目すれば自明です。


男性のために作られた個人的性欲処理のための物、それがAVです。AVの消費者である男性の立場からのみ、セックスをとらえ映像化してあるものです。



AVを否定するわけではありません。それがあるおかげで、心のゆとりが生まれる男性も多いことだろうと思います。睾丸毒のたまった男性の攻撃性とか、ゆとりの無さとか、そういうことを考えると、現代社会でオナニーを禁止したら暴動が起こるだろうなって思います。それくらいオナニーが逃がしてくれることがたくさんあると思います。

でもね、オナニーはあくまでオナニーで、セックスとは違うのです。オナニーは自分だけの快楽のためにすること、セックスは二人の関係のためにすること、だと思います。

そしてAVはオナニー用のツールなんですよ。
映像として、男性が楽しめるようなセックスを演出してあるものなんです。性欲処理のための妄想とかあこがれを映像化してるもので、セックスそのものをレポートしたものでも、コミュニケーションとしてのセックスを追及したハウツー映像でもないのです。



そんな都合のよい夢を描いたAVを、大切にしたい女性との親密度を深めるセックスのための教本にしていたら、ちょっと違うだろうなって、おもうでしょ?